不動産投資の最新動向
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2021年12月22日(水)
不動産投資本のおすすめランキング・2021年冬! 初心者が必ず読むべき10冊を厳選
初心者にとっては、右も左もわからない不動産投資の世界。
多大な金額が動くことになるので、きちんとした知識を付けておきたいところです。
とはいえ、書店に入って参考書籍を闇雲に手に取っても、難しすぎたり、わかりづらかったりするもの。
今回は、2121年冬に売れている不動産投資のおすすめ本を10冊ご紹介しましょう。
まずは基礎を学ぼう系
おすすめ1: 7日でマスター 不動産がおもしろいくらいわかる本
1冊目は2021年8月に刊行されるや否や、ネット上に「とことんわかりやすい」という称賛の声が多数寄せられた『7日でマスター 不動産がおもしろいくらいわかる本』(ソーテック社/池田浩一・著)。
有限会社ハウスコムの代表で不動産コンサルタントでもある著者は、27年以上の不動産経験を積んできた、いわば現場のプロ。
都市計画法や建築基準法などの法律からから不動産売買のノウハウまでを、会話形式でやさしく解説してくれます。
イラストや図解も満載で、一見難解な内容も頭にスッと入ってくることでしょう。
不動産全般に関する基礎知識が1週間で身に付く本書で勉強しておけば、いざ投資を始めた際にきっと役に立ちます。
おすすめ2:世界一やさしい不動産投資の教科書 1年生
「わかりやすい」といえば、同じ出版社から発売された『世界一やさしい不動産投資の教科書 1年生』(ソーテック社/浅井佐知子・著)も人気です。
不動産鑑定事務所の代表でもある著者は、不動産投資をテーマにしたスクールも定期的に開催しています。
彼女が提唱する合言葉は「まずは300万円からの投資を!」。
土地の有効活用から不動産投資コンサルまで、5000件以上の案件をこなしてきたからこそ、利益を生む場所や物件を見定める目は確か。
その一つが「人気のある駅の2駅ほど先で、各駅停車の駅周辺は狙い目」というもの。
比較的少ない投資額ながら、物件の価値も下がらないからだといいます。
初めての物件から楽しく運用できる方程式に、ぜひ触れてみてください。
おすすめ3:不動産投資 最強の教科書
続いて、『不動産投資 最強の教科書』(東洋経済新報社/鈴木宏史・著)。
実際に成果を出している投資家100人から「不動産投資を始める前に知りたかった100の疑問」を集め、それにわかりやすくが答えるという内容です。
著者は不動産鑑定士と不動産投資家でもあり、人気コラムニストでもあります。そのため、文章は明快。
本書を購入すると、著者自身が物件評価をする際に活用している「キャッシュフローのExcel分析シート」がダウンロードできるというのも嬉しい特典。
自身でも「不動産投資における最強の教科書」だと胸を張ります。
おすすめ4:収益性と節税を最大化させる不動産投資の成功法則
こちらも、2021年4月に発売された『収益性と節税を最大化させる不動産投資の成功法則』(クロスメディア・パブリッシング/藤原正明・著)。
著者は8年前に「金無しコネ無し」で不動産投資専門のコンサルティング会社、大和財託グループを一人で創業。
年商60億円超の会社に成長させました。
本書の内容は、「不動産投資に成功する人と失敗する人の違い」「安定したキャッシュフローを生み出すエリアの選び方」「一棟から始めて、複数棟で着実に資産運用する方法」など。
物件選びから賃貸管理まで、ステップごとに成功するための投資法を学べます。
資産形成、本業以外の収益確保、節税など、全般的な資産運用についても目的別に紹介されています。
マンション投資系、アパート投資系
おすすめ5:「高利回り」新築不動産投資の学校
集合住宅への投資を考えている人には、『「高利回り」新築不動産投資の学校』(ぱる出版/渡 正行・著)がおすすめ。
サブタイトルには「フツーのサラリーマンだったボクが5年で10棟建てられた理由」とある。
サラリーマン時代の2012年に1棟目のアパートを建てて以降、年間平均2棟のペースで運用物件を増やしている。
著者は「新築物件は耐用年数が長いので融資が引きやすい」「さらに、中古物件と比べて空室や修繕トラブルの心配も少ない」というメリットがあると言います。
本書には、1室200万円台の低コストで高利回りを実現するメソッドも。
「新築不動産投資を始めたい人にとっては、格好の教科書になるはずです。
おすすめ6:都市型不動産投資戦略
一方で、「年収1000万円以上の人に贈る」と銘打つのは『都市型不動産投資戦略』(プラチナ出版/中せ 健・著)。
著者は美容師の職を辞して、不動産業界に飛び込んだ人物。
27歳で独立後は投資規模を徐々に拡大してゆき、現在の年間家賃収入は法人4億円、個人1億円だといいます。
長年にわたる不動産投資経験を経てつかんだのは、返済・負債・資産・収入・売却という独自の「5点バランス」。
そこに、価値が下がりにくい都市部の物件を見つけるポイントも伝授してくれます。
もちろん、年収が1000万以下の初心者向けに役立つ情報もたっぷり。
無理のない投資額で始めたい、あるいは始めている人にとって最適な一冊だといえます。
おすすめ7:中古一棟収益物件 攻略完全バイブル
さらに、ご紹介したいのは『中古一棟収益物件 攻略完全バイブル』(幻冬社/長渕 淳・著)。
不動産ストラテジストの著者は、不動産の営業職時代に1か月に15冊以上のペースで専門書を読み漁り、不動産運用で収益を上げる法則に気付いたといいます。
中でも中古マンションを一棟買って運用する場合は、「経済圏にある、都心へ電車で60分ほどでアクセスできる築20年以上のアパート」で、「融資を受けやすいハウスメーカーによる物件」がおすすめとのこと。
一方で、大学がある駅は一見魅力的ですが、大学が新たに寮を建ててしまうというリスクがあるそうです。
成功のコツは「価格が下がらない物件を適切な価格、適切な融資で購入すること」なのです。
定番の名著系
おすすめ8:最新版 まずはアパート一棟、買いなさい!
不動産投資本の定番といえば、2010年に発売され、現在27刷の『最新版 まずはアパート一棟、買いなさい!』(SBクリエイティブ/石原博光・著)。
サブタイトルは「資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意」となっています。
2021年9月には、同書の内容に新しい情報を加えた「最新版」が発売されました。
著者が不動産投資を始めたのは2002年、31 歳の時です。
当時の元手はわずかでしたが、今では日本に43室、アメリカに6棟を所有する投資家になっています。
彼が訴えるのは、「地方の一棟アパートか都心の築古アパートを狙え」というもの。
その他、低い資産性でも銀行から融資を引き出すコツ、いい管理会社の選び方など、自身の経験から生まれた実践的なノウハウが詰まっています。
おすすめ9:確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書
『確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書』(明日香出版社/姫野秀喜・著)も定番と言える1冊。
著者は姫屋不動産コンサルティングの代表で、現在も年間100件以上の実地調査を精力的に行っています。
そこから導かれる情報と問題解決力には定評あり。
本書のテーマはタイトルにもあるように「確実に儲けを生み出す」こと。
そのためには、不動産取引に登場する人物を把握し、不動産会社の担当者選びに注力すること。
購入物件を何度も見学し、金融機関の種類と特徴を理解しておくことが必要だと著者は語ります。
そして、満室経営に欠かせないのがよい管理会社だと主張します。
おすすめ10:コツコツ月収80万円! 主婦大家“なっちー”の小さな不動産投資術。
最後は『コツコツ月収80万円! 主婦大家“なっちー”の小さな不動産投資術。』(ごま書房新社/舛添菜穂子・著)。
本書には少額の資金から始めて、戸建7棟、マンション3室、団地3室、アパート1棟を運用するまでに至った経緯が具体的に書かれています。
さらに、不動産投資に成功した人たちのインタビュー記事も数多く掲載。
自分の状況と似た先輩を探して投資のヒントにするのもよいでしょう。
この本が話題となり、なっちーさんはパート主婦のカリスマに。
テレビや雑誌でも頻繁に紹介されています。
少額投資から始めようと思っている人にはぜひ読んでほしい良書です。
まとめ
初心者が不動産投資本を選ぶコツは、とにかく多くの情報に触れること。
その中から自分の投資条件や投資スタイルに合致する本が見つけられるでしょう。
その筆者=経験者が紹介する成功のノウハウを精読し、自分の投資に生かしてください。
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著者紹介
不動産投資塾編集部不動産投資塾編集部
投資への関心が高まる中で、高い安定性から注目を集める不動産投資。しかし不動産業界の現状は残念ながら不透明な部分が多く、様々な場面で個人投資家様の判断と見極めを要します。一人ひとりの個人投資家様が正しい知識を身に付け、今後起こり得るトラブルに対応していくことが肝要です。私たち一般社団法人首都圏小規模住宅協会は、投資用不動産業界の健全化を目指す活動の一環として本サイト「不動産投資塾新聞社」を介し、公平な情報をお送りいたします。