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憧れの別荘オーナーになれる? シェア別荘の魅力と現実

目次

「シェア別荘」という、別荘オーナーになる方法をご存知でしょうか。

一般的には手が出せないような高価な別荘や一軒家を共同で購入するシェア別荘は、日本のみならず海外でも人気です。

今回は、シェア別荘の魅力をメリットやデメリットを解説しつつ紹介します。

「シェア別荘」とは?

シェア別荘とは、複数のメンバーを募って別荘の共同オーナーになる方法です。

物価が高まる一方のアメリカでは、別荘をセカンドハウスとしてオーナーたちに共同所有させる事業が熱を帯びています。

不動産プラットフォーム大手Redfinの調査結果によると、2021年10月にはコロナ前と比較して、アメリカのセカンドホーム需要は70%も伸びました。

別荘を購入したり、リゾートホテルに滞在するよりも低価格で、憧れの別荘オーナーになれるとあって、日本でも人気が高まる可能性はあります。

日本では、長野県の軽井沢を筆頭に、北海道や滋賀県の琵琶湖、京都府、沖縄県などにシェア別荘が可能な物件が多くあります。

「タイムシェア」と「シェア別荘」の違い

タイムシェアとは、複数人でホテルや高級マンションの部屋を1週間単位で滞在する権利を共有することです。

頻繁に利用はしないけど、1年に1週間だけハワイの別荘地に滞在したいという人に人気の手段。

タイムシェアとシェア別荘の大きな違いは、設備利用期間にあります。

まず、タイムシェアの設備についてはディズニーやヒルトンといった人気の有名施設が利用でき、プールなど豪華設備が自由に使える点が魅力です。

タイムシェアの利用期間は時間単位でのシェアになるため、顔も知らない他人同士が交代で施設を使用することになります。

シェア別荘は年間のうち数日単位で滞在することができ、気の知れた仲間同士でその期間は自由に利用することができます。

「民泊」と「シェア別荘」の違い

民泊とは、住宅の全部または一部を、旅行者などに有償で宿泊サービスを提供することです。

副業の一環として民泊を実施しているオーナーも多く存在します。

住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されたことで、一気に広まりました。

民泊とシェア別荘の違いは、宿泊者です。

シェア別荘は共同オーナーになるメンバーを募るため、顔見知りで一緒に滞在することができますが、民泊の場合は誰が一緒に泊まるのかは当日までわかりません。

1軒の民泊において、1〜3組と人数もバラバラであることもあり、神経質な人にはなかなか向かないおそれもあります。

民泊はただ宿泊施設の一部を借りて泊まるだけのため、施設内の設備を自由に使えない場合がほとんどというのも、シェア別荘との大きな違いといえるでしょう。

「シェアハウス」と「シェア別荘」の違い

シェアハウスとシェア別荘の違いは、利用者利用期間です。

シェアハウスとは、一つの住宅に複数人が共同で暮らす賃貸物件を指します。

基本的にシェアハウスは運営会社が管理しているため、設備の故障や入居者同士のトラブルには運営会社が対応。

シェアハウスは、運営会社が入居者を募るため、初対面の人々が6〜7人ほどで共同生活をします。

利用期間については、シェア別荘が一定の利用期間を定めて滞在するのに対し、シェアハウスはあくまで賃貸住宅なので、1〜2年間は入居しなければなりません。

シェア別荘の「メリット」と「デメリット」

シェア別荘の特徴は、憧れの別荘地への滞在が短期間からできて、友人同士や仕事仲間などと一緒に気軽に利用できる点です。

では、次にシェア別荘の具体的なメリットとデメリットを解説していきましょう。

シェア別荘の3つのメリット!

シェア別荘のメリットは大きくわけて次の3つです。

メリット①:低価格で利用可能!
シェア別荘のメリットは、別荘を購入したりタイムシェアで利用するよりも、リーズナブルな点でしょう。

低価格で豪華な設備が利用できることは、最大のメリットといっても過言ではありません。

また、シェア別荘は、持ち家ではないため、初期費用もかからず重くのしかかる税金もないのです。

別荘オーナーになったら、固定資産税のほか、都市計画税などさまざまな固定費を支払う必要があります。

▶参考:別荘の税負担については、コラム「投げ売りされる別荘が続出! 「お金を払ってでも売りたい……」ーーその理由とは?」もご参照ください。

メリット②:管理不要!
事前予約することで1年のうち必要なときだけ、たとえば週末のみの利用など、短期間の利用が可能です。

掃除や設備の手入れなどは全て管理会社が行なってくれるため、管理費や維持費は不要なのです。

メリット③:購入後の滞在イメージが湧く!
将来憧れの別荘地に移住したいと夢見る人にはもってこいのメリットです。

短期間の滞在で、移住したときのイメージを膨らますことができます。

「せっかく別荘を購入したのに、住んでみるとイメージと違った」と後悔することはありません。

シェア別荘の3つのデメリット!

シェア別荘のデメリットは大きくわけて次の3つです。

デメリット①:利用日数に制限あり
物件によって異なりますが、1年間の利用日数は12〜24日程度で、これは低価格がゆえのデメリットでしょう。

長期滞在することは難しく、長期で利用したい場合は追加費用が必要です。

ただし、利用日数が必ずしも増やせるわけではないため、事前に確認しましょう。

デメリット②:物件の数が少ない
前述したとおり、シェア別荘があるエリアは限られています。

今後シェア別荘が増える可能性はありますが、管理会社も少ないため、競争率は激しくなるでしょう。

希望する地域にシェア別荘がない可能性もあるので、事前調査はしっかりと行なってください。

デメリット③:年間契約の必要がある
シェア別荘は基本的に1年契約です。

ほかのエリアのシェア別荘を利用したいと思っても、期間中は契約解除ができません。

シェア別荘のエリアや物件選びは慎重に行ないましょう。

事前リサーチはしっかりと!

シェア別荘のメリット、デメリットを解説しましたが、向き不向きはその人次第。

不向きと感じた人でも「限られた予算でも別荘で過ごしたい」「管理や維持に手間をかけたくない」「気軽に別荘で過ごしてみたい」という人であれば、一度試す価値はあります。

とは言え、年間契約である点には注意しつつ、しっかりリサーチして利用しましょう。

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著者紹介

不動産投資塾編集部
不動産投資塾編集部

投資への関心が高まる中で、高い安定性から注目を集める不動産投資。しかし不動産業界の現状は残念ながら不透明な部分が多く、様々な場面で個人投資家様の判断と見極めを要します。一人ひとりの個人投資家様が正しい知識を身に付け、今後起こり得るトラブルに対応していくことが肝要です。私たち一般社団法人首都圏小規模住宅協会は、投資用不動産業界の健全化を目指す活動の一環として本サイト「不動産投資塾新聞社」を介し、公平な情報をお送りいたします。

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