不動産投資の最新動向
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2020年10月30日(金)
初心者におすすめ! 知識ゼロから不労所得を手にする4つの方法
ただでさえ給料の上がらない時代の昨今、万が一の時でも収入を安定できるよう、手間がかからない副業を始めてみたい……。初心者から始められる不労所得は確かに存在します。ただし、リスクにも必ず目を向けましょう。
方法①不動産投資ーー他人のお金で投資を始められる
入居者からの家賃収入という形で不労所得を手に入れられるのが、不動産投資です。かつては地主が余った土地を収益化するためにアパートやマンションを建てるようなケースが一般的でしたが、近年ではサラリーマンにも銀行による不動産投資ローンの門戸が開かれ、不動産投資を始めるサラリーマンが激増しました。
不動産投資の魅力
さて、この「高額な物件でもローンを組んで投資できる」という点は、不動産投資が持つ最大のメリットです。自分のお金ではなく他人(銀行)の資金によって投資を始められる仕組みは、不動産投資以外にはほとんどありません。
持っている部屋の管理は管理会社を利用することができ、自分の労力を割かなくてもOK。サラリーマンの本業を圧迫することもありません。元手がなくても不労所得ですぐにある程度の収益を得ようと思う場合、不動産投資は魅力的な選択肢になり得るでしょう。
不動産投資のリスク
ただ、リスクとしては物件の値下がりリスクがあります。リーマンショックのような大きな経済危機が起こった場合は保有物件の価値が暴落し、物件を売却しても残りのローンを返しきれない、という状態になる危険があるのです。そうすれば、物件を売った後の残債は本業の給料から返済する必要が生じます。大切なのは、成功のために場所と物件を慎重に選んで購入することです。
また、運用を業者に任せきりにするのも危険です。不動産投資とは即ち、物件経営です。管理会社と連絡を密に取ることや、空室対策、入居者審査、物件老朽化に備えるなど、どれだけ自分が動いたかが、経営安定につながります。
もし、本業を辞め、不動産投資だけで生計を立てたいとお考えの場合は、それなりの覚悟を持ちましょう。詳しくは「家賃収入だけで生計立てるのは難しい……実現するための具体的な方法とは」にて解説しています。
方法②投資信託ーー運用はプロに任せきりでOK
初心者におすすめの資産運用手法の一つとしてポピュラーなのが、投資信託。収入から一定額を投資に回すことで、プロが運用します。もちろん成功する保証はないため、どの投資信託を選択するかが重要です。
投資信託の魅力
投資信託とは簡単に言えば、投資信託会社が選んだ投資先資産のリストに対して個人投資家が小口で投資をする仕組みと考えてください。元手が少ない個人であっても、10、100といった多くの投資先に分散投資をすることができ、リスクヘッジ効果が発揮できるのです。
投資信託が持つ最大のメリットは、投資家にとって手間と時間がほとんどかからないこと。
投資信託の金融商品さえ購入してしまえば、あとは投資信託会社が勝手に運用をしてくれるので、基本的には知識や経験がなくても問題ありません。毎月の給料から継続的に買い続けるシステムにすることも可能なので、そうすれば相場の上下による価格変動を長期でヘッジできます。
この手法をドルコスト平均法といい、商品の価格が安い時期には多く買い、高い時期には多く買う、ということになります。そうすると投資の「時間分散」という効果が生まれ、長期的な値動きによる損得を和らげることができるのです。
投資信託のリスク
ただし注意点として、元本保証がなく元本割れのリスクは避けられないことを理解しておきましょう。また、海外の資産に対して投資するタイプの投資信託の場合、為替リスクが存在することにも注意する必要があります。加えて、投資信託会社に対してある程度の手数料を払う分、投資利回りは下がってしまいます。
結果的に預貯金の金利・利子のほうが高利回りだった、という結末になる可能性は頭に入れておきましょう。
方法③株式・債券への投資ーー銘柄選びがカギを握る
資産運用の方法として最も人気な株式・債券への投資。サラリーマンの方にとっては仕事中も株価の変動をチェックしなければならないという点で、不動産投資に比べると精神的に忙しい状態を感じる投資商品です。
株式投資の魅力
株式投資であれば企業からの配当金、国債や社債といった債券であれば国や企業からの利息として不労所得が入ってきます。また、特に株式は銘柄によっては市場の変動で株価の大きな値上がりが期待でき、売買取引による利益を得られる可能性があることも魅力です。
株式投資のリスク
デメリットは、個別銘柄の株式は価格変動リスクが大きいうえに、その企業が倒産したら紙切れになってしまうこと。安定性に疑問が生じます。
国債や社債ではリスクが低いですが、その分利回りは高くはありません。そのため、最終的に不労所得だけで生計を立てようという夢があるのであれば、債券では収益力不足になってしまうでしょう。
方法④ネットビジネスーー成功すれば一獲千金?
ブログやYouTube動画などのアフィリエイト(広告収入)によって不労所得を得ようというのも、最近になって注目されている手法です。記事や動画に広告を載せると、閲覧数や再生数、広告のクリック数に応じて広告収入が入ってきます。
ネットビジネスの魅力
ネットビジネス系で不労所得を狙う大きなメリットは、記事や動画を一度アップすれば継続的な広告収入の収益源になり得ることと、あなた自身が人気のコンテンツ制作者になれば非常に高額の収入を得られることです。
「ブログだけで月収○百万!」「アフィリエイトで年収○億円」と書かれた書籍などが登場していますが、実現している人物は確かに存在します。一攫千金の夢を追うのには最も近い手法かもしれません。
ネットビジネスのリスク
デメリットとしては、GoogleやYouTubeなどのプラットフォーム側がサービス内容を変更することで、収益が上がらなくなるリスクがあることです。また、ご存知の通りブログにしても動画にしても超人気のクリエイターは既に多数おり、競合は日々増え続けています。
不労所得といっても、そこに至るまでに労力と費用をかけて優れたコンテンツを多数制作しなければ収益化は望めません。不労収益と呼べるまで成長させるのは簡単なことではないのです。
どんな手法にもメリットとデメリットがある
以上、不労所得を得るための代表的な手法を4種類、紹介しました。
不動産投資塾では不動産投資についての知識を中心にお伝えしていますが、不労所得を手に入れる手段は不動産投資だけではありません。
どの手法にもそれぞれメリットとデメリットがあるので、目的によってさまざまなプロに相談しながら活用して成功を目指し、「いつかは不労所得だけで生きていく!」という夢を長期で叶えましょう。
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著者紹介
不動産投資塾編集部不動産投資塾編集部
投資への関心が高まる中で、高い安定性から注目を集める不動産投資。しかし不動産業界の現状は残念ながら不透明な部分が多く、様々な場面で個人投資家様の判断と見極めを要します。一人ひとりの個人投資家様が正しい知識を身に付け、今後起こり得るトラブルに対応していくことが肝要です。私たち一般社団法人首都圏小規模住宅協会は、投資用不動産業界の健全化を目指す活動の一環として本サイト「不動産投資塾新聞社」を介し、公平な情報をお送りいたします。